浮き指(指上げ足)
浮き指(指上げ足)の特徴とチェック法
浮き指の目安は、親指が90度以上甲側へ反る状態
「浮き指」とは、足の指が踏ん張れず、踵と指の付け根だけを使った不安定な2点歩行となる足の状態です。
足の指が縮こまっていたり、また足指をばんざいするように上げて歩くため、足裏の指の付け根が発達して分厚くなっていたり、足裏の指の付け根や指の背にタコができているのが特徴です。
簡単に自分で「浮き指」をチェックする方法として、手で足の親指を甲側に押した時、親指が90度以上反るのが「浮き指」の特徴です。
「浮き指」は、外反母趾のように上から見た時、曲がっていないのでその異変に気付かないのですが、外反母趾よりも体に悪影響を及ぼすことが多くみられ、現代人の子どもから大人まで激増しています。
通常、健康な足は親指が45度~75度位で止まるのですが、現代人は足裏の退化により踏ん張る力が弱まり、上に反り過ぎてしまうのです。
本来、足指が踏ん張れていると足裏が安定し、クッション作用も働くのですが、浮き指で指が踏ん張れていないと、重心がかかとに片寄り、歩く度に地面からの過剰な衝撃とねじれがひざ・腰・首へと伝わってしまうのです。その結果、足・ひざ・腰・首などの痛みや体の不調などにつながってしまう場合があるので、早めの対応が大切です。
浮き指(指上げ足)の原因
1番目:足裏の刺激不足
人間の本能には本来、足底反射が備わっており、生まれた赤ちゃんでも足裏をつついて刺激すると足指を内側に曲げるという反射が起こります。本来、この反射により発育と共に足指を踏ん張るようになるのですが、現代の環境は昔のように裸足でデコボコ道を歩くことがなく、小さいときから靴下で足を覆い、靴を履いてしまうため、足裏の刺激不足により足底反射が起こらず足裏が退化して指に踏ん張る力がなくなってしまっているのです。
2番目:靴に依存した悪い歩き方(ロック歩行)
2つ目の原因は、弱った足で靴を履き続けるため、靴が脱げないように無意識のうちに足指を靴の内側に引っ掛けるように指先を上げて、ロックする悪い歩き癖がついてしまうためです。特に、ヒールやパンプス、幅広の靴を履いたとき、脱げないように余計に指を上げた歩き方になります。
自分でできる「浮き指」対策グッズ
免震インソール5,280 円(税込)
インソールの役割は不安定な足裏から伝わる「過剰な衝撃波とねじれ波」を吸収、無害化することです。人工筋肉「ソルボ」は人間の踵の柔らかさに近づけることで、足・ひざ・腰・首を守ります。