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女性の天敵「外反母趾」の原因ってなに…?

2019年3月10日(日)2022年5月17日(火)
外反母趾の原因を「ヒールやパンプスなどの細い靴のせい」と思っている方が多いのですが、実は、先の細い靴が一番の原因ではありません。なぜなら、まだヒール・パンプスなどを一度も履かない子どもにも外反母趾が増えているからです。

外反母趾の一番の原因は、「足裏の刺激不足による、足底反射(そくていはんしゃ)障害」にあります。現代人は、歩き始めの幼児期より裸足でデコボコ道を歩く機会がなく、足を靴下や靴で覆い、平らな所ばかりを歩いているため足裏の筋力が発達しないのです。

つまり、足裏への刺激が足りないため、指が踏ん張るという反射が起こらず、足裏の発達不足・退化が起こっているのです。

足指が踏ん張れないと、親指の付け根を打ち付けて歩くため、親指の付け根の骨が出っ張ったり、横アーチ(中足関節) が緩んで親指が曲がってくるのです。これが、一番の原因だったのです。

足底反射障害

2番目の原因は、「靴が脱げないように指を上げて歩く悪い歩き方”ロック歩行“」にあります。大きめでゆるい靴やミュールやつっかけ、スリッパなどは、無意識に靴が脱げないように足指を上げたり、足指を縮こまらせてロックさせる悪い歩き方をしてしまいます。その繰り返しで、指を踏ん張るどころか、指を上げる悪い歩き癖を身につけてしまい、横アーチ( 中足関節) が緩み、外反母趾を招いてしまうのです。

ロック歩行

そして、3番目の原因が、「先の細い靴」。前に述べた2つの原因により衰えた足指は踏ん張る力がないため、ヒールやパンプスなどの先の細い靴を履くことでそれに合わされて外反母趾へと進んでしまうのです。

先の細い靴
横アーチの緩み

以上のことから、「足の責任半分、靴の責任半分」という考え方が大切です。「靴の責任」はきちんと自分の足に合った靴を履くことですが、「足の責任」は足裏のアーチが緩まないように「中足関節」をサポートすることです。

足裏バランステーピング法や3本指テーピング靴下などで足裏のバランスを整え、足指を踏ん張って歩けるように促すことで、足裏全体の筋肉(足底筋群)を鍛えなおし、足裏のアーチの緩みをひどくさせないことが重要です。

また、外反母趾は足だけの問題にとどまらず、不安定な足裏で歩くことでひざ、腰、首など身体の上部にも悪影響を及ぼします。ひざ痛・腰痛・首こり・肩こり・頭痛・めまい・不眠など様々な不調を引き起こしてしまうので、早めの対応が大切です。

【カサハラ式足裏バランステーピング法で整える原理】

改善の原理

テーピングで整った足
カテゴリ:外反母趾