CM関節症
2020年2月10日(月)2022年7月13日(水)
CM関節症の特徴
CM関節症とはその名の通り、CM関節という部位に起こる炎症です。
CM関節とは、手の各指の付け根から、手首に向かって伸びている骨と手首の間にある関節のことを言います。
「CM関節症」になると、力を入れて物をつまんだり、ビンのふたを開けるときなどに痛みを感じるようになり捻挫を繰り返してしまいます。これが初期症状で、症状が進むと「亜脱臼」(関節がはずれかける)を起こすことで患部が大きく出っ張り、痛むようになります。
CM関節症の原因とは?
物をつまんだり、草むしりなどの手作業で親指に力が加わり続けると、「CM関節」に負担が蓄積され、捻挫に伴う炎症が起こります。
またCM関節症はそれ単体で発症するよりも、「ヘバーデン結節」や「関節リウマチ」などの病が原因となり、併発して発症することのほうが多い症状です。
自分でできる「CM関節症」対策
力仕事や手作業をした後に痛む捻挫状態であれば、しばらく使わないように安静にさせておくことで、痛みは治まります。
しかし安静にしておくことが難しい場合や、すでに「CM関節」の骨が出っ張った状態になってしまっている場合には、出っ張ったCM関節を圧迫枕子とテーピングで押し込んで固定しておくのが有効です。痛みが治まるまでの目安は2~3週間ほどです。
また、もっとしっかりと固定したい場合には、伸縮性のない綿包帯(8裂)を使うのがおすすめです。
ただし、CM関節の捻挫を繰り返している場合は、早めにヘバーデン結節の知識のある接骨院(整骨院)へ行くようにしてください。