足背部の痛み(中足骨疲労骨折)
2018年10月24日(水)2023年9月21日(木)
長時間歩いた後や、急にスポーツをした後に足背部が腫れたり痛くなる症状で、「歩きすぎると腫れが出て、安静にしていると楽になる」のが特徴です。
これを繰り返している内に、腫れや痛みもひどくなり、最後には足を着く度にビリビリと響くような激痛がしてきて、中足骨疲労骨折に至ることもあるので注意が必要です。
足背部の痛み(中足骨疲労骨折)の原因
外反母趾や足指の力不足の人が急にスポーツをしたり、固い履き物で長時間歩いたり、またウエイトレスのように歩き過ぎや立ちっぱなしの人に頻繁に発生します。
歩くとき、親指に踏ん張る力がないため押されてテコの原理で言う「力点」となり、親指の付け根が「支点」、中足骨が作用点となり親指からの圧迫が繰り返され、疲労骨折してしまうのです。
ちょうど針金を何回も曲げると折れてしまうのと同じようなことが、骨に起こってしまうのです。
X線ではわかりにくく、見過ごされがちです。
お勧めグッズ
効果的なグッズの使い方
1.こじらせる前に、早めに専門家にみてもらうことをお勧めします。
2.ご自分での対応は、緩んだ中足関節の弱めの補強が大切です。室内用として、専用サポーター「外反内反ダブルサポーター」がお勧めです。
3.外出用としては、テーピングの代わりとなるテーピングパンストや整体ソックスなどのテーピング靴下で足裏のバランスを整えることをお勧めします。
4.足裏バランステーピングは上手く貼れた場合は最もサポート力はありますが、ご自分でできない場合はサポーターやテーピング靴下で代用してください。
5.靴の中には人工筋肉素材の免震インソールを入れることで、できるだけクッション性を保ち、足裏から伝わる「過剰な衝撃波とねじれ波」を防ぎます。
6.医師の治療を受ける機会を奪うものではありません。医師の判断を優先され、あくまでも参考として下さい。